あまみ温泉 南天苑は
天見温泉南天苑は大阪難波から南海高野線急行で40分、天見駅下車徒歩1分という好アクセスながら、四方を山に囲まれた自然豊かな里山の渓流沿いに建つ一軒宿の温泉旅館です。本館棟は東京駅や日本銀行本店など明治大正時代を代表する名建築を数多く残した建築家・辰野金吾氏による設計で、とりわけ氏が設計し現存する和風建築は国内三軒しかなく当館はそのうちの希少な一軒です。
3千坪の敷地に回遊式日本庭園を設え、四季の日本料理と天然温泉で国内外を問わずお客様に楽しんでいただいています。
旅館という業種は日本文化の集大成。料理、お茶、お花、建築、庭園、着物、お布団、浴衣、建具や内装意匠、立ち居振る舞いなど。どれをとっても日本が長い歴史の中で培ってきた文化そのもの。昨今、"モノづくり大国""技術大国"と称されましたが、モジュール化が進んで他国にコピーされてしまえば技術はどこでも取り換え可能です。しかし日本に根を張った本物の文化そのものはどこの国にも真似ができません。これはグローバル社会と言われ世界が均質化してゆく中でもかなり強いインパクトを持った独自性だと思っています。
私たちはたんに"宿泊"という機能を提供するのではなく日本の文化そのものを提供することで日本文化を世界に発信し後世に伝えていきたいと思っています。